有馬記念は名馬の引退レースに選ぶ名馬が有終の美を飾るケースが多いです。

 

有馬記念は小回りで直線の短い中山競馬場で、外回りの3コーナー付近からスタートする特性があるため、内枠や逃げ・先行有利なコースです。

 

荒れやすいコース特性ですが、その年を代表する馬が集まるので、実力の強い人気馬が上位を独占することも多く、高配当か低配当かといった両極端な結果が出る傾向があります。
過去のデータを見ながら有馬記念の傾向を見ていきましょう。

 

 

1番人気の成績

1番人気のイメージ

1956年から2018年までの全データを見ると1番人気は63戦23勝勝率36%です。

 

直近10年では5勝(勝率50%)なので、1番人気に推される馬の期待値は高いです。
連帯立も58%を超えているので、軸馬としての信頼性は十分だと評価できます。

 

 

名馬の引退レースで有終の美を飾るケースが多い

 

有馬記念は年末のビッグレースで、時期的な要素から引退レースに選ぶ名馬が多いです。
過去のレースでは以下の馬が有馬記念を優勝して引退しました。

  • キタサンブラック
  • オルフェーブル
  • ブエナビスタ
  • ダイワスカーレット
  • ディープインパクト
  • シンボリクリスエス
  • テイエムオペラオー
  • グラスワンダー

大半の馬は1番人気に支持されている中で有終の美を飾っています。

 

2015年のゴールドシップ(1番人気、8着)といった例外もありますが、データで見ると人気の高い1番人気の馬の引退レースは順張りをした方が効率が良いです。

 

引退する馬の多くはピークを過ぎているものですが、ドリームレースだけあってファンからの声援が力になる要素があるのでしょう。

 

 

1枠が圧倒的有利

 

過去20年の枠順別成績をご覧ください。

 

着順 勝率
1枠 5-4-1-22 15.6%
2枠 2-3-4-25 5.9%
3枠 2-4-2-28 5.6%
4枠 4-3-3-29 10.3%
5枠 2-4-3-29 5.3%
6枠 2-0-4-34 5.0%
7枠 1-1-3-35 2.5%
8枠 2-1-0-37 5.0%

 

ご覧の通り、1枠が圧倒的に有利なことが分かります。

 

2018年の有馬記念も障害から転向して話題を集めたオジョウチョウサンが1枠から好位で競馬を進めて盛り上げました。
結果は惨敗でしたが、1枠によって有利な展開に持ち込んだことは明白で完全な力負けのレースでした。

 

データが物語っているように最内枠が有利なコースです。
ただし、3コーナーからスタートして1周以上走るレースから、ホームストレートまでのコーナーが枠順によって優劣の出る部分です。

 

外枠が極端に不利なデータは出ていません。
スタート後にまっすぐ走ると好位につける4枠も有利なデータが残っています。

 

 

血統の優劣は少ない?

 

主要な産駒馬を見るとステイゴールド産駒が優秀な成績を残しています。

 

しかし、オルフェーヴルゴールドシップなど特定の馬が活躍した背景もあるので、実績の伴わないステイゴールド産駒を推すほどの期待値はありません。(単勝回収率も低い)

 

ディープインパクト産駒は有馬記念に弱いデータが出ていますが、最近は調子を上げてきています。
血統による優劣コース適正もありますが、実力馬の揃うドリームレースだけあって、多少の優劣は実力と騎手によってカバーできます。

 

 

外人騎手の成績はイマイチ?

外国人騎手のイメージ

昨今は外人騎手だけ勝っておけば間違いないという格言も生まれるほど、外人騎手が好成績を残しています。

 

有馬記念のデータを見ると2002-2005年にかけて4年連続で外人騎手が勝ったケースもありますが、その後は2010年にヴィクトワールピサで勝ったM・デムーロ2016年にサトノダイヤモンドで勝ったCルメールしか外人騎手は勝っていません。

 

全体の勝率から比較すると、有馬記念は日本人騎手の方が強い傾向があります。
日本人は外人に比べても有馬記念は特別なレースだと感じている人が多く、実力以上の力を出せるケースが多いのかもしれません。